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魂の落書き 〜おでんまちのひ 店主の日記〜

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吉田類の酒場放浪記

世の中がどんなにくさりきってしまっても、本屋にいけば最高の友達に出逢えます。

こんにちは。ひさかたぶりの「道下森の本棚」の時間です。

さて、ひさかたぶりになってしまった言い訳等ははぶき、さっそくいってみよう。今日、紹介する本は、これ。



吉田類の酒場放浪記 だ。

ところで、吉田類さんを、みなさんご存知だろうか?

この人、今、世間ののん兵衛たちの間で、ちょっとしたカリスマとなっているらしい。

BS-TBSで「吉田類の酒場放浪記」という番組のレポーターをやっていて、その番組が巷で大人気らしいのだ。
参照→「吉田類の酒場放浪記」BS-TBS

ぼくのテレビは地上波しか観られないので、残念ながらその番組は観たことがない。だが存在は知っていて、一度観てみたいと心から思っていた。

このブログの読者さんなら、うすうす(?)気づいていると思うが、ぼくは無類の酒好きだ。とにかく酒なら何でも好き。嫌いな酒、苦手な酒というものもないし、外で飲むのも家で飲むのも好きだ。また、山で飲む酒も好きだし、キャンプで飲む酒も好き。列車で飲む酒も好きだし、ぼんやりと海や川を眺めながら飲む酒も好きだし、スポーツ観戦しながら熱く飲む酒も好きだ。

だけどやっぱり一番好きなのは、気の合う仲間と飲む酒だ。そこがいい感じの酒場ならいうことない。

で、この「酒場放浪記」だ。

イラストレーター・俳人であり、酒に造詣の深い吉田類が、東京近郊を中心に日本各地の酒場をめぐる番組で、吉田独特の人柄を持ち味に軽妙なナレーションを交えつつ、店主・店員や常連の客と交流をしながら酒場を紹介をしている。

酒飲みの間では、「超」人気番組なのだという。

観たい! マジで観たい!

とはいえ、そのためだけにBSに加入するのも馬鹿馬鹿しい。だからまあ、我慢していた。(我慢というほどのことではないが)

そんなある日、本屋で立ち読み(書店のみなさま、ごめんなさい)していたとき、「吉田類の酒場放浪記」という文字が目に飛びこんできた。

何と、その番組が、書籍化されていたのだ。

これはうれしいじゃないか。

で、さっそく買った……わけではなく、図書館で借りた(出版関係のみなさま、すみません)。

で、最近、部屋でふろ上がりのビールを飲みつつ、読んでいる。

おもしろい。

単なるガイドブック以上の魅力が、この1冊につまっている。

あ、1冊っていったけど、これシリーズ化されてて、すでに5巻(5杯目)まで出ている。これから全部、読むつもりだ。

読んで、季節が暖かくなってきたら、東京に出向いて、気になる店にいってみたいと思っている。1人飲みもしたいし、友達とも飲みたい。

いつも千葉の、安いだけが取りえのまずいチェーン居酒屋ばかりで飲んでるけど、ぼくももういい年だし、これからはそういうセコイ飲み方をしないで「本物」の酒場で飲みたいと思う。粋な男になりたいからね、この吉田類さんのような。

そのためには、東京遠征も辞さない覚悟だ。

まあ、そんなわけで、この「吉田類の酒場放浪記」、酒飲みたちの指南書として、おすすめです。



追記。

本で我慢していたのだが、「吉田類の酒場放浪記」が、YouTubeにアップされてた! マジうれしい。動画の提供者のみなさん、ありがとうございます!

今日紹介した本の一軒目の店として紹介されていた、東京は武蔵野市にある「いせや総本店」の動画をご覧ください。



※動画提供者の方へ、重ねてお礼申し上げます。


では、また(^o^)丿



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29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。葉山アマリ

世の中がどんなにくさりきってしまっても、本屋にいけば最高の友達に出逢えます。

こんにちは。「道下森の本棚」の時間がやってきました。

さて、今日紹介する本は、こちら。



葉山アマリ著「29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。」だ。

この本は、第1回「日本感動大賞」(2010年度)を受賞した『29歳の誕生日』というノンフィクションのエピソードを、著者が受賞後にノベライズしたものだ。

内容は……

友達もいない、恋人もいない、お金もない、おまけに父親が病気で要介護の生活になり、ストレスからの過食で体重が70キロに達してしまい……
そんな派遣社員の主人公が、29歳の誕生日を1人きりで迎え、死ぬことを決意する。だが死に切れず、かわりにそのときテレビに映ったラスベガスの風景に心を奪われる。彼女は決めた。1年後の30歳の誕生日に、ラスベガスで人生最後の大勝負(カジノでブラックジャック)をし、思い残すことなく命を絶つ、と。
自らの余命を1年と決めた彼女は、派遣の仕事をつづけながら、銀座のホステスやヌードモデルなどのアルバイトで資金をため、1年後、ラスベガスでの大勝負に挑むのだった。

……というもの。

ぶっちゃけ、ううっベタだぁ、と思ったし、都合よくことが運ばれすぎじゃねえかぁ、とも思った。それに作者がプロの作家でないから言葉の表現力や描写力がとぼしく、読んでいて物足りなさも感じた。説明不足だったり、逆に説明が過剰であったり、時系列がはっきりしなかったり、人物像が見えにくかったり、ツッコミどころは満載だ。

本を読みなれている人は、きっと同じような感想を抱くと思う。

しかし、それでもこの本はよかった。

読後の爽快さが何ともいえないのだ。こむずかしい理屈を抜きに、単純に感動できるのだ。

1年前に公共料金すら払えなかった女性が、世界中のセレブにまじって、ラスベガスのカジノで優雅にふるまう。そのギャップの痛快さと、そこに至るまでの1年間の努力が、読む者の心を熱くするのだ。

男のぼくでさえそう感じるのだから、女の人が読めば、より共感できるだろう。とくにこの著者のように、自分の人生に絶望した経験がある人ならば。

逆に、順風満帆な人生をすごしてきたシアワセまっしぐらな人には、まったくをもってリアルさを感じない本になるかもしれない。

自分の人生を振り返ってみて、ああ、どうしてこんなふうになっちゃったんだろう、と思う人、思ったことがある人は、ぜひ読んでみてほしい。

可能性の扉は、じつはとても開きやすいものだってわかるから。



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プロ野球 二軍監督~男たちの誇り 赤坂英一

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こんにちは。「道下森の本棚」の時間がやってきました。

さて、今日 紹介するのはこの本。



赤坂英一著「プロ野球二軍監督~男たちの誇り」だ。

まずは本の内容。


芽の出ないドラフト1位もいれば、復活にかける元レギュラーもいる。毎年、誰かが去り、新しく入ってくる残酷な世界だ。そんなファームを舞台にした監督・選手たちを初めて描くノンフィクション群像劇。
(「BOOK」データベースより)


ようは、プロ野球の二軍にスポットをあてたスポーツノンフィクションだ。

プロ野球が好きな人なら楽しめるだろう。いや、この本を読んで何かを感じる人こそが、真のプロ野球ファンなのだと、ぼくは思う。

ええっ? 二軍、興味ねえよ……

……と考える人は、真のプロ野球ファンではない。ぼくはそう断言する。

何億も稼ぐプロの選手も、はじめからカクテル光線に照らされた一軍のグラウンドで野球をやれたわけではないのだ。誰もが、カンカン照りの太陽の下で、冷たい風が吹きすさぶ質素なグラウンドで、泥だらけになって、汗だくになって、必死に野球をした。どんなスター選手も、最初は二軍からスタートしたのだ。

先日、総額46億円(6年契約)でテキサス・レンジャーズ入りしたダルビッシュだって、はじめは千葉県の鎌ヶ谷にある二軍の寮でプロ野球生活をスタートしているのだ。

それをふまえて野球を見れば、よりいっそう楽しめると思う。


さて、この本には何人もの二軍監督が登場する。

水上善雄(ファイターズ)、渡辺久信(ライオンズ)、片平晋作(ライオンズ)、大久保博元(ライオンズ)、山崎立翔(カープ)、高橋慶彦(マリーンズ)、鳥越裕介(ホークス)、猿渡寛茂(スワローズ)、川相昌弘(ドラゴンズ)

かつては一軍で活躍したかれらが、「今どき」の若い世代の選手たちを育てていく。野球を教えるのはもちろん、高校や大学を出たばかりの若者に、人間性をもたたきこむ。

どの監督のエピソードもよかった。全部紹介したいくらいだ。だがそれは無理なので、この中でぼくが一番好きな高橋慶彦監督の話を書く。

高橋が千葉ロッテマリーンズの二軍監督に就任したとき、最初のあいさつで選手たちに話した言葉だ。


「人生は一度きりしかない。その一度きりの人生で、きみたちはこうしてプロ野球のユニフォームを着ることができた。このチャンスを生かしてほしい」


チャンスを生かす。それはすなわち、死にもの狂いでやれ、ということだ。これは言葉こそちがうがすべての監督が選手に願っていることだ。必死にやれ、と。

高橋はこうつづける。

 本当に人生が一度しかないとわかっていれば、誰でも死にもの狂いでやるはずだ。練習で手を抜くことなどできないはずだ。だが、実際には、おれはやっている、こんな必死なんだと言いながら、結局は中途半端な練習しかせずやめていった選手が多い。
「あくまで、ぼくの目から見たら、ですけどね。本当に悔いのない野球人生だったのか、これ以上できないところまでやって、もうできないからやめたのか。そう聞かれたら、自分でもクエスチョンがつく人の方が多いんじゃないんですか」


そうだよなあ、と、自分の人生を振り返って考えた。何も野球の世界だけの話ではない。どんな人生においても、この高橋慶彦の言葉は真理だ。死にもの狂いでやる。結局はこれに尽きるのだ。



ところで、ぼくは二軍の試合が好きで、よく鎌ヶ谷球場に試合を観にいく。だいたい年間で7~8試合は観るだろうか。

大歓声に包まれた一軍の試合とちがって、二軍の試合は選手たちの息遣いまで感じることができる。ベンチからの監督やコーチの選手への指示も聞こえるし、さらに耳をダンボにすれば会話だって聞こえる。ピッチャーが投球する際、ハァッ、という声(テニス選手のサーブのときみたいな声)も聞こえる。オリャ、といって投げる人もいる。

それがいいのだ。リアルな感じが、心にぐっとくるのだ。

試合後は、球場の隣にある室内練習場での特打ちを見学できる。見学といっても覗き見程度だが、下手な試合を見るよりよっぽどためになる。

時間が許すかぎり、ぼくは見学(覗き見)していく。

やる気のある選手は本当に遅くまで練習する。2時間、3時間はあたりまえだ。突っ立ってるだけのこっちが、先にギブアップしてしまう。

すげえなあ、と、いつも感心する。

それでも、先ほどの高橋慶彦の言葉じゃないけど、死にもの狂いのレベルまでやっている選手は、ほんの一握りなのだろう。一見すれば必死にやっているようでも、実際はそうでないことの方が多いのだろう。

だけど中には本気で死にもの狂いでやっている選手もいる。

そんな若者たちの姿を見に、今年もまた鎌ヶ谷球場に足を運ぶつもりだ。

みんなもぜひ、二軍の試合を観てほしい。ある意味、一軍の試合を観るより価値があると思う。

2012年度プロ野球ファーム日程→http://www.npb.or.jp/schedule/index_farm.html


そうそう、もちろん観戦の前に、この本を読んでみてね。





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探偵はバーにいる 東直己

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さて、今日紹介する本はこれ。



東直己著「探偵はバーにいる」だ。


まずは本の内容。

札幌の歓楽街ススキノで便利屋をなりわいにする「俺」は、いつものようにバーの扉をあけたが…今夜待っていたのは大学の後輩。同棲している彼女が戻ってこないという。どうせ大したことあるまいと思いながら引き受けた相談事は、いつのまにか怪しげな殺人事件に発展して…ヤクザに脅されても見栄をはり、女に騙されても愛想は忘れない。真相を求め「俺」は街を走り回る。面白さがクセになる新感覚ハードボイルド登場。
(「BOOK」データベースより)


この本は『ススキノ探偵シリーズ』の第1作で、1992年に発表された。その後20年間で、「バーにかかってきた電話(1993年)」「消えた少年(1994年)」「向う端にすわった男(1996年)」「探偵はひとりぼっち(1998年)」「探偵は吹雪の果てに(2001年)」「駆けてきた少女(2004年)」「ライト・グッドバイ(2005年)」「探偵、暁に走る(2007年)」「旧友は春に帰る(2009年)」「半端者-はんぱもん-(2011年)」「猫は忘れない(2011年)」が発表されている。東直己が手がけるシリーズものの中でも、とくに人気の高いシリーズといえよう。

とはいえ、ハードボイルド小説が苦手なぼくは、このシリーズのどの本も一度として読もうとは思わなかった。というより、存在すら知らなかった。だが去年「探偵はBARにいる」のタイトルで映画が公開された(映画の原作はシリーズ第2作の『バーにかかってきた電話』)のを機に、興味がわいた。もっとも興味を持ったのは映画の方だった。主演が大泉洋だし(世間はもっと大泉洋の才能を評価すべきだ)、助演が松田龍平だし、舞台が札幌(道下の第二の故郷だ)だっつうことで、絶対に観にいこうと思っていたのだ。

そんな映画だったが、結局観にいかなかった。だったらせめて原作「バーにかかってきた電話」を読もうと思い、いやいやそれならまずはシリーズ第1作の「探偵はバーにいる」を読もうじゃないかと思い直し、先日、図書館で借りてきたというわけだ。

で、読みはじめてすぐ、「うっ、やっぱりハードボイルドは苦手だわ」と思った。いや、ハードボイルド小説だからというより、この小説の持つ全体の雰囲気が駄目だった。文体がくどかったり、比喩が大げさだったり、説明不足な場面が多かったり、逆に物語に関係ない場面での説明が長かったり、登場人物のイメージがあやふやだったり……と、挙げればきりがない。肝心の物語の中で起こる「事件」も、何だか退屈に思えた。

主人公の<俺>にも感情移入できなかった。朝から酒ばっかり飲んでいて(まったく酔わない)、カードゲームで稼いだ金(ものすごい額)や、ちょっとした頼まれごとの報酬で暮らし、喧嘩が妙に強く、頭もめっぽう切れ、人を見下した態度ばかり取り……と、まあ、とにかく、絶対に友達になりたくないやつなのだ。「力」はあるが、情がない、そんな感じなのだ。

いつもならすぐに読むのをやめていただろう。だが読みつづけた。何となく、本を閉じる気になれなかった。

読んでいくうちに、少しずつではあるが、独特の文体に慣れてきた。主人公の<俺>も、ここまで徹底していやなやつとして描かれるならまあいいか、と思えてきた。いや、むしろちょっと好きになってきた。金を持ってて、頭も切れて、喧嘩も強くて、人脈も持ってて、すげえいやなやつだけど、どこか愛嬌みたいなものがあるように感じるのだ。

で、中盤をすきだあたりから、もう<俺>の動きから目が離せなくなった。

もちろん、こんなやつ、現実にいたら絶対に友達になりたくない気持ちにはかわりはなかった。自分自身がこんなやつになりたくないとも強く思う。

それでも感情移入していったのは、現実社会ではありえない強気で迷いのない行動力に、心のどこかであこがれを抱いたからだろう。

で、<俺>がどう行動していくのかを見届けるようにして、最後まで読んだ。

だけど物語そのものは、退屈だった。酷評するが、最後まで退屈なままだった。

しかし、しかし、だ。

この本が退屈なハードボイルド小説であるか、と訊かれたら、ぼくは首を横に振る。この本は決して退屈な小説ではない。物語は退屈だったが、ぼくはこの本を良書として紹介したい。

それは、一つ心に引っかかる言葉が見られたからだ。

言葉というか、場面というか、<俺>の思想というか、とにかく強烈に印象的だったくだりがあるのだ。


<俺>があるチンピラの子分につけられ、そいつと争いになるシーン。<俺>はその子分から事件に関する情報を聴き出そうと、こんな言葉で挑発する。


「俺はな、落ちこぼれのゴミとは話をしないんだ。お前、高校中退だろう。俺は低能が嫌いでな。小学中学とバカ面下げて鼻垂らして教室の片隅でうつむいてたやつは身体が臭いんだよ。お前、字も読めねぇだろう。トーチャンがアル中、カーチャンはヒステリー、参観日が恥ずかしい、家庭訪問からは逃げ回るって一家だ。学校のゴミ、町内会のクズってヤツよ。お前もよ、似合いの低能女にしか相手にされなくてな……」


チンピラの子分は、<俺>のその言葉に逆上する。どの言葉が一番刺激したかはわからない。だがその言葉は、チンピラの子分の心を確実にえぐった。

<俺>としても、必ずしも本意ではなかったのだ。しばしの格闘の後、すぐにこうあやまっている。


「悪かったな。本当にすまなかった。さっきはあんなこと言ったけど、本気じゃないんだ。学歴なんてどうってことないさ。俺は別に偏見なんか持ってないんだ。俺の友達にも中卒や高校中退は何人もいる。人間の価値は学歴じゃ決まんないよ、つまらん説教と思うだろうけど。本当に悪かった」


そういったものの。<俺>は、なおもチンピラの子分にデカイ口をたたくことを許さず、情報を聴き出そうと手荒にあつかう。それでも<俺>は、落ちこぼれを馬鹿にした台詞に対してだけは、きっちりと悪かったと思っているのだ。自己嫌悪さえ抱くほどに。

その後、このチンピラの子分は何者かに殺されるのだが、その死に顔を見た<俺>は、あんなこといって悪かったなぁ。いまさらお前になにを言っても始まらないが、あのセリフだけは、本当に済まなかったなぁ、といって涙ぐむ。

これは印象的なシーンだった。

そうやすやすと泣くようなタマではないのだ、<俺>は。何しろハードボイルド小説の主人公なのだから。だのに泣いた。たいした関わりもない、物語でいえば端役にすぎない若者のために涙するのだ。

さらに<俺は>その後、ビルの屋上にいき、手すりによりかかって街を見下ろす。見下ろしながら、死んでしまったチンピラの子分に思いをはせる。くり返すが、<俺>とその若者の間にある関係といえば、ほんの小さな敵対関係以外にないのだ。


 たぶん、あいつは分数の計算ができなかったのだろう。俺は長い間、家庭教師をやって、いろいろな子どもたちと勉強してきた。さまざまな状況があった。小学校の便所浚いのようなケースもあった。教師たちから見放され、小学校の便槽に捨てられて窒息死を待たされている子どもを救い出す、言ってみれば、そんなような仕事もあった。
 その時の経験からすると、子どもが最初にぶつかる関門は、約分通分だ。もちろん、それ以前の、生れてから八年あまりの人生が大きな原因であるにせよ、今の日本ではこの時期に全ての人間が三種類に選別される。易々と通過する人間と、なんとかクリヤーする人間と、落ちこぼれだ。ここでつまずいた人間は、多くの場合、救援の手も差し伸べられずに、残りの数十年の人生を、落ちこぼれとして生きていくことになる。理不尽な話だが、そうだ。俺はオカダ(※チンピラの子分)の小学校中学校生活を思いやってみた。授業中の不安と孤独と屈辱を思いやってみた。あいつは高校に行ったことがあるのだろうか。もし行ったとしても、それは利潤のネタとして、かろうじて存在を許されている高校生でしかなかっただろう。そして、社会全体からはゴミのかたまりと同じように認識され、蔑みの対象である「あそこの高校」の中に収容されるということで、教室での孤独はなかったとしても、溌剌とした少年時代とは無縁のものだったに違いない。
 そして俺は、その彼に向って、あんなひどい言葉を浴びせた。


あくまでも強気で、自画自賛のかたまりのようにして生き、人に対してやさしさも弱みも見せない、ハードボイルド小説の主人公の典型である<俺>が、長い物語の中でたった一度だけ見せる人間の弱さだ。それだけに、ものすごく強い言葉として、ぼくの心に残った。

それだけだ。

たったそれだけのことで、ぼくにとってこの本は忘れられないものとなったのだ。

たぶん、あと数日も経てば、本のストーリーなどすべて忘れてしまうだろう。白状すると、読み終えたばかりの今も、よくおぼえていない。このチンピラの子分(オカダ)が、誰に、どのようにして殺されたかすらおぼえていない。その程度の物語だった。

けれども、上で紹介したあの<俺>の言葉だけは、今後ずっとおぼえているだろう。そういう読書もあっていいではないかと思っている。

もしかしたら、それがハードボイルド小説の持つ魅力なのかもしれない。そうだとしたら、苦手苦手といわず、たまに読むのもいいかなと思う。





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さて、2012年最初に紹介する本はこれ。





ジェームス・スキナー著「お金の科学」だ。

この本の紹介をはじめる前に、2012年の目標について語りたい。長くはならない。一言ですむから。

ズバリ、お金持ちになる ということだ。

これが今年の、ぼくの目標。とにかく金持ちになろうと思うのだ。初もうででも、そればっかり願った。

今、「えっ、新年に立てる目標がって、何かいやらしくねえ?」って思った人!

あなたはまちがってる。

「お金持ちになる」ってのは、何にもまして健全な目標だ。いやらしい、と考えるのは、お金に対して失礼なことなのだ。

えっ?「お金よりたいせつなものもあるだろう」って?

もちろん、ある。だけどそのたいせつなものを得るために、お金は役に立たないだろうか。

たとえば、お金よりも愛がたいせつだ、と考えるとする。家族への愛、友人への愛、人類愛……。だけどその愛は、はたしてお金なくして成り立つだろうか。

家族の誰かが病気になったとする。そのとき、空よりでっかい愛を持っていたとしても、お金がなくては、病気に対する治療費ははらえない。

あるいは友人が事業に失敗し、路頭に迷う寸前だとする。友人が相談にきても、お金を持っていなければ、その友人を助けてあげることはできない。いくら温かい言葉で励ましたところで、何の解決にもならないのだ。

貧困な国で飢えに苦しむ人たち。かれらに対しても、愛があるだけでは何もしてあげられない。お金があってこそ、愛が形になるのだ。

また、一番たいせつなのは夢だとしよう。
夢さえあればほかには何もいらないなんて、それこそ夢物語だ。夢の実現にはお金がいる。それは本気で夢を追いかけている人なら、いやというほどわかっているはずだ。

だのに人は、「お金がほしい」という言葉に何となく負のイメージを抱く。とくに日本人にはその傾向が強い。それは子どもの頃から、そう洗脳されているからだ。昔話でも、たいてい金持ちはいやなやつで、貧乏人は心が清い。

だからぼくが冒頭で述べた、「今年の目標はお金持ちになることだ」の言葉に、嫌悪感を抱くのだ。

本当は誰もがお金持ちになりたいのに。

いや、自らの、そしてまわりの人の幸せを願うなら、誰もがお金持ちにならなくてはいけないのだ。



この本、「お金の科学」には、お金のルールについての真実がすべて書かれている。

そのルールをすべてここに書くわけにはいかないが、選りすぐったものだけ紹介したいと思う。


第4章「人生の法則」の中から。

お金の五つの動機付け ※筆者が要約しました。


【動機付け1】お金持ちであれば、「ノ―」と言える!

お金があれば、やりたくないことに対して「ノー」といえる。
職場で、会社や上司に不道徳な指示を出されたとき、生活のためを思い、ついその指示どおり動いてしまうことはないか。お金があれば、堂々と「ノー」といえる。



【動機付け2】お金持ちであれば、「イエス」と言える!

お金があれば、人生における素晴らしい多くのものに対して、「イエス」と言える。
友人から「今ハワイで、皆で目標設定をやっいてる。最高に楽しいけど、来ない?」
お金があれば、その誘いに「イエス」と答えられるのだ。もちろん時間の都合もあるだろうが、人がこんなケースで断る理由の多くはお金の問題ではないだろうか。



【動機付け3】お金持ちであれば、自分を支えてくれる快適な環境を確保できる!

お金を得る三つ目の動機付けは、自分の成功と幸福をサポートしてくれる快適な環境を確保できることだ。住む家。仕事の空間。食事。旅先での宿泊場所。ジムで汗を流した後のマッサージ。などなど。



【動機付け4】お金持ちであれば、質の高い経験を買うことができる!

ほとんどの人は、お金を得ればいろいろな物が手に入ると考える。だが人は「物」で満たされることはない。なぜなら物は最後まで人の外側にあるものだから。
お金は「教育と経験を得る手段」なのだ。
知識、成長、経験は深いレベルで人を満たすことができる。それは我々の一部になるからだ。


さらに、もっともっと、途方もない大金持ちになる動機とは……


【動機付け5】お金持ちであれば、ほかの人を助けることができる!
「大金などいらない」という人は、けちなのだ。気づいていなくても、その人は自らのことしか視野に入れていないのだ。
その人が大きな財産を求めないのは、自己中心な思いからきているのだ。
多くの物を必要としないということは理解できるし、尊敬もできる。
だが他人が持つ悩みに目を向けて、世界の抱える多くの問題を視野に入れたら……。

アフリカでは、マラリアの予防をするための蚊帳は1ドルで確保できる。
世界の多くの場所では、人は1日1ドルで満足な食事ができる。
子どもの視力を回復するための手術は、25ドル程度でできる。



どうだろう。

お金持ちになりたいと思わないか?

少なくともこの五つの動機付けを読めば、お金持ちであることが、わるいことだとは思わないと思う。

この「お金の科学」をすべて読めば、お金持ちになる方法、お金持ちでありつづける生活、そのためのルールがびっしりと書かれている。

自分の幸福のため、愛する人の幸福のため、全人類の幸福のため、一緒にお金持ちにならないか!

ぜひ、読んでみてほしい。






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