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魂の落書き 〜おでんまちのひ 店主の日記〜

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ジャポニカ学習帳

火曜企画「道下森の道具箱」

今週は「ジャポニカ学習帳」を取り上げる。

画像がないので、かわりにこちらをクリック。
  ↓
ジャポニカ学習帳について



小学生の頃、このジャポニカ学習帳は、文具の王様だった。
みんなこのノートを使っていた。
とくに低学年の頃は、ほとんどの児童が使っていたように思う。

もちろん、ぼくも使っていた。

こくご、さんすう、りか、しゃかい、かんじれんしゅうちょう。それと、れんらくちょうも。じゆうちょうってのもあったけど、これは使わなかった。さくぶん、ってのもあった気がする。

で、2年生くらいになると、「こくご」が「国語」に、「さんすう」が「算数」に、「れんらくちょう」が「連絡帳」にかわったりして、子どもながらに、おれ成長したんじゃねえ? なんて思った記憶がある。

とにかく、ノートといえば、ジャポニカ学習帳だった。

だけど、ごくたまに、ジャポニカじゃないノートを買ったときもあった。
近くの文房具屋に売っていなかったのか、あるいは気まぐれでべつのメーカーのノートを買ったのか、そっちのノートの方が10円か20円安かったのか、ちょっと記憶は定かでないが、たしかにべつのノートを買うときもあった。

で、ジャポニカ学習帳以外のノートを使っているときは、まちがいなく勉強に熱が入らなかった。

えんぴつを走らせても、うきうきしてこないのだ。

逆にいうと、ジャポニカ学習帳だとうきうきした。遠い記憶だが、たしかにうきうきしていたと思う。
少なくとも、新しい学習帳を買ったときは、よおし、バリバリ勉強するぞ、という気になっていた。

それは、決してぼくだけの話ではないはずだ。

あれはなぜなのだろう。
まるで魔法にかかったかのように、ジャポニカ学習帳だとやる気が出た。それで頭がよくなったかどうかはべつの話だが、ノートを開いて何かを書くのが、ちょっとは楽しかった。(ノートの半分をすぎたあたりでちょっと飽きて、早く新しいジャポニカがほしくて字が大きくなったり、文字ど文字との間が広くなったり、グラフとか図とかを馬鹿でかく描いたりしたが)

だが3年生(4年生?)くらいになると、みんなジャポニカ学習帳を卒業して普通のノートを使うようになった。ジャポニカを使っていると、「お子ちゃま」みたいな感じになるのだ。
ぼくはジャポニカから普通のノートへの移行がやや遅れ、最後にジャポニカを使っていたときは、クラスのほとんどの子が普通のノートを使っていて、かなり恥ずかしい思いをした。自分以外にジャポニカを使っているやつを見つけては、ほっとしたものだった。(そいつがジャポニカじゃなくなったときは、もう自分のノート捨てたいくらいのあせりを感じた)

何にしろ、このジャポニカ学習帳が、世の中に与えた影響は確実に大きい。
生まれてはじめて「勉強」という難関に取り組むちびっこに、1冊のノートをとおして、「勉強は楽しいよ」と思いこませることに成功したのだから。

ジャポニカ学習帳 れんらくちょう<9行> JA-68

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