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魂の落書き 〜おでんまちのひ 店主の日記〜

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千葉県旭市飯岡地区の現状

まずは昨日の「道下森の本棚」を休載したことをお詫びしますm(__)m

また、本日掲載予定の「北海道カヌーの旅」も休載します。

2週つづけての休載となり、楽しみにしてくれている方々には申し訳ないのですが。



さて、昨日、仕事を終えてから、千葉県旭市飯岡地区にいってきた。ここも東北地方の海岸沿いの町同様、津波によって町の大半が壊滅したと聞いていたので、1度いって現状を見たいと思っていたのだ。

ただフリーマーケットに出店する際の作品づくりなどで忙しく、なかなかいけなかった。そのフリーマーケットも終わり、ぽっかりと時間ができたので、昨日、高速を飛ばしていってきた。

飯岡はサーフポイントも多く点在する町で、ぼくもいっときかよいつめたことがあった。だからだいたいの風景は記憶していた。

その記憶の町と、昨日いって見た町とは、明らかにちがう風景だった。

スカスカなのだ。

空き地だらけなのだ。

残った建物も、見るに無残な姿だった。

もちろん、震源地に近い東北の海岸部ほどの被害ではないのだろう。テレビのニュースで流れる映像に比べたら、たいしたことない風景かもしれない。

だけど、実際に被害に遭った飯岡町の住民にとっては、「東北に比べたら」ってのは関係ないのだ。「たいしたことない」なんて表現はあてはまらない。



車をとめ、海岸通りや、商店街を歩いた。

何かもう、言葉がなかった。尊敬する小説家開高健が、何かを表現するときに「言葉がない」を用いるのは逃げだ、っていってたけど、実際言葉がないのだからしょうがない。何を書いても、どんな表現をしても、むなしいだけだ。

言葉にならないなら写真で表現すればいい。だけどそれもできなかった。たとえ今は空地でも、あるいは壊滅した廃屋でも、かつて人が住み、そこであたたかい暮らしが営まれていた場所に、カメラ(携帯電話)を向けることなど、とてもじゃないができなかった。

せいぜい、こんな写真を残しただけだ。

201104281655000.jpg

201104281653001.jpg
海岸沿いのガレキ。500メートルちかくにわたっていた。


この写真を見ても、ぼくが見た現状のすさまじさの何分の一も伝わらないと思う。それほど無残な光景だった。



だけど、見にいってよかったと思う。

賛否両論だろうけど、可能なら現状をこの目で見ておくべだと、ぼくは思う。



……で、先日も書いたが、5月2日~6日にかけて、岩手県岩泉町に復興のボランティアにいく。

そこでもまた、目を覆いたくなるような「現状」を見ることになるだろう。その無残な現状を、1ミリでもいいから復興に近づけたい。

いや、たった数日のボランティア活動で何かがかわるほど甘い状況ではないだろう。

それでも、意味があることだと、ぼくは信じている。たった数日の作業では何もかえられないとしても、「現状」をこの目で見て、何かを感じることは無意味じゃないと思う。そして必ず、自分の中にある「何か」が引き出されるはずだ。



……と、まあ、何を書いているのか自分でもよくわからなくなってきたけど、とにかく、5月2日(しあさって)から、ちょっくらいってきます。

その間、ブログはお休みします。最近、休んでばかりですが、どうかご理解くださいませm(__)m



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