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魂の落書き 〜おでんまちのひ 店主の日記〜

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超訳 ニーチェの言葉②

世の中がどんなにくさりきってしまっても、本屋にいけば最高の友達に出逢えます。
こんにちは。道下森の本棚の時間がやってきました(^o^)丿

さて、今日は以前に紹介した本をふたたび紹介したい。

この本だ。



超訳 ニーチェの言葉 だ。

以前に紹介したときの記事はこっち→超訳 ニーチェの言葉

この記事にも書いたように、この本、かなりの良書だ。
だから今回、もう一度この本について書こうと思った。

座右の書、というのだろうか、文字どおりぼくは、この本をいつも手元に置いている。で、毎朝、仕事に出かける前に読むのだ。

この本は1ページにつき一項目ずつ、ニーチェが語った言葉を紹介している。それが全部で232ある。かなりの数だ。ぼくはその言葉を、毎朝一つずつ読んでいる。

そしてそれを1日のテーマにする。

たとえば、この本の1ページ目、最初の言葉は、


  初めの一歩は自分への尊敬から

 自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。それは、
自分の行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。
 そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう。まだ何もし
ていない自分を、まだ実績のない自分を、人間として尊敬するんだ。
 自分を尊敬すれば、悪いことなんてできなくなる。人間として軽蔑さ
れるような行為をしなくなるものだ。
 そういうふうに生き方が変わって、理想に近い自分、他の人も見習い
たくなるような人間になっていくことができる。
 それは自分の可能性を大きく開拓し、それをなしとげるにふさわしい
力を与えることになる。自分の人生をまっとうさせるために、まずは自
分を尊敬しよう。



こんな言葉だ。

それを朝に読んだなら、その日は1日そのことだけに意識を集中させる。
そして実際そのとおりに生きてみる。つまり、この言葉にあるように、自分自身を尊敬するのだ。

自分を尊敬する、というと、むずかしいかもしれない。だから逆に考えて、自分を尊敬している人、または自分にあこがれている人を想像するのだ。仕事やプライベートの後輩でもいいし、そういう人がいなかったら、高校時代、中学時代にまでさかのぼってもいい。きっとそんな人が1人や2人いたはずだ。その当時つきあっていた恋人でもいい。とにかくその人が自分を見たとき、幻滅しない行動を取ることを意識して、その日一日をすごすのだ。

真剣に、本気で、それをする。

一瞬一瞬、すべて逃さず自分の行動を見張るのだ。

そうしてみると、たしかにニーチェが語るように、人間として軽蔑されるような行為をしなくなるものだ

行為だけじゃない。もし自分が置かれている現状がひどく情けないものなら、それをかえる努力をはじめようと考える。今の自分の姿を見たら、きっと幻滅されるだろう。そう考え、努力をはじめるのだ。

そうやって1日をすごしたら、翌日は次のページの言葉を読み、実践する。

ちなみに2ページ目の言葉は、こんな感じ。


   自分の評判など気にするな

 誰だって、他人から自分がどう思われているか知りたいものだ。よく
思われていたいし、少しは立派だと思われたいものだし、大切な人間の
部類に入れてほしいものだ。だからといって、自分への評価を気にする
ばかりに、聞き耳を立てるのはよくない。
 なぜなら、人間というのは間違った評価をされるのがふつうのことだ
からだ。自分が思うように、自分が望むように評価してくれることなん
かほとんどない。そういうのとは全然ちがう評価をされてるのがまった
くふつうだからだ。だから、腹を立てないためには、自分の評判や評価
など気にしてはいけない。他人がどう思っているかなんてことに関心を
向けては絶対にいけない。そうでないと、本当は嫌われているのに、部
長だの社長だの先生だのと呼ばれることに一種の快感や安心を覚えるよ
うな人間になってしまう。



そうか、人の評価なんて気にしなくていいのか……

……そう理解し、その日はそれを意識して行動する。やってみると、今までいかに自分が人の評価を気にしていたかがわかる。そこから離れると、何と生き方が楽になることか!


そうやって毎朝一つ、ニーチェの言葉を読み、心と頭にしみこませ、1日をとおして実践する。

で、232ページ目の言葉にたどりついたら、翌日はまた1ページ目に戻る。

そう、ふたたび「自分自身を尊敬する」のだ。

同じ言葉でも、半年以上経った後に読むと、またちがった印象を受けるものだ。あるいはすでにその言葉が身体にしみついて、習慣になっているかもしれない。いや、そうなっているべきなのだ。そうなりたいために、ぼくはこの本を、毎朝読んでいるのだ。

もっとも、232ある言葉のすべてが教訓めいたものとはかぎらない。だから実践しようがない言葉もある。だけど、そんな言葉にも、必ず何らかの意味はあるはずだ。その意味をよく考えて、行動すればいい。

このやり方で「超訳 ニーチェの言葉」を読みはじめて、今はもう二巡目に入った。二巡目も終わり、三巡目、四巡目に入っても、ずっと読みつづけるつもりでいる。くり返し、くり返し読み、言葉を自分のものにしていく。何年でも、何歳になろうとも。

自分がどのように成長していくか、楽しみだ。

ちなみに今朝読んだ言葉は、


  いつかは死ぬのだから

 死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう。
 いつかは終わるのだから、全力で向かっていこう。
 時間は限られているのだから、チャンスはいつも今だ。
 嘆きわめくことなんか、オペラの役者にまかせておけ。



こんな言葉だった。



今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。よかったら、今までに紹介した「道下森の本棚」も、ぜひご覧になってください。

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