6月27日は自分にとって最も貴重な日だと思っている。
それは翌日を誕生日に控えた、〇〇歳最後の1日だからだ。
今年の6月27日は、仕事が休みだったこともあって、千葉県は勝浦に波乗りに出かけた。
まあ、いつものお決まりの休日ではあるのだが……
普段の休日は、午前中に書き物などをすませ、海には午後にいく。波乗りするのはたいてい夕方だ。
だがこの日は少し早めに家を出た。少しでも長く外出していたかった。明日になれば、1歳年を取ってしまうのだから。
車に板(サーフボード)を積み、勝浦の海に向けて出発した。時刻は10時半、昼には目的地につくだろう。
車を走らせてすぐ、景色は緑色に染まる。

房総半島は意外と田んぼが多い。道中はずっとこんな風景だ。
ちなみに房総半島には、海沿いを走るJR内房線と外房線のほかに、内房線五井駅から上総中野駅間を走る小湊鉄道と、上総中野駅から外房線の大原駅間を走るいすみ鉄道がある。この二つの列車がバトンをつなぐようにして房総半島を横断しているのだ。
参照→ 小湊鉄道 いすみ鉄道
自宅から勝浦方面に向かう道中、これらの列車を見られる場所がいくつかある。国道と線路が並行、あるいは交差する地点だ。
その地点を通過するとき、ちょうど列車が走っているのが見えると、ささやかな幸福を感じられる。子どもっぽいけど、何となくいいことがあるような気がするのだ。
この日、海に向かう道中、列車を見ることはできなかった。
勝浦には昼すぎについた。
市内のラーメン屋で勝浦タンタン麺を食う。辛い。すげえ辛い。しかしうまい。だけど今日入った店は、居心地はあまりよくなかった。店員のサービスがわるいとか、そういうのではないのだが、何となく冷え冷えとした感じがあった。次回はべつの店に入ろうと思う。
昼飯食って、部原ポイントに向かう。到着は1時。波は……

……小さい。コシくらいの波。たま~にセットでハラくらいの波が入ってくるが、ホントにたまにだし、その波がわれるポイントが1つだから、サーファー同士の波の取り合いも激しい。
まだ1時だし、もうちょっとサイズが上がるのを待とうと思い、それまでの間、近くを散歩することにした。
まずは海を見下ろす滝口神社でお参り。

そして、部原の集落へ。

民宿が並ぶとおりをのんびりと歩く。
海へと向かうわき道。こういう風景がたまらなくいい。

小さな川が海にそそいでいる。

川に沿って歩くとこんな風景が

きた道を引き返して

こんな民家が並ぶ道をさらに歩いて

トンネルを抜けて

港にたどりついた。

なぜだか昔から港が好きだ。知らない土地にいくと、そこに海があるなら必ず港をめざす。港をめざして歩くのが、旅の間のぼくの散歩だ。
2時間ほどして、部原ポイントに戻った。

あいかわらず波は小さい。だけどさっきよりは波の数は増えたようだ。たっぷりと3時間、波乗りした。けっこう乗った。まあまあ楽しめた。
で、家路についた。
帰りの道中、田園風景の中を走っていると、そこを小湊鉄道の列車が走っていった。
やった。ひさしぶりに見れた。何かいいことありそうだ。いや、きっとある。明日を誕生日に控えた特別の日に望みどおり列車が見られたなんて、何だか縁起がいいではないか。
列車が駅に停車している間に車を先行させ、まちぶせして写真を撮る。

あわてて車をとめたせいで、大失敗。実際は、この独特の色の気動車が、広大な水田の中を走っていくという、じつにすばらしい被写体だったのだが……
そんなこんなで帰宅。ふろから上がり、ビールを飲んでいると、地元の友人から電話が入った。近所で飲んでるからこないか、と誘われた。
波乗りで疲れていたから、普段ならなんやかんやと理由をつけて断るのだが、その日は特別な日だったから、ぼくはすぐさま出かけていった。いつもの店で、昔からの友人と飲む酒は、最高にうまい。
次の日は仕事で早いのだが、12時近くまで飲んでしまった。まあいいや。楽しかったから。
まあ長々と語ったが、今年の6月27日は、そんな1日だった。
そして昨日、ぼくは誕生日を迎えた。何歳になったかって? それはまあいいだろう。
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こちらの姉妹ブログで、自作の小説を連載中です。第1話から読めますので、ぜひ覗いてみてください。

ここからどうぞ→お父さんとの旅『入り口』
それは翌日を誕生日に控えた、〇〇歳最後の1日だからだ。
今年の6月27日は、仕事が休みだったこともあって、千葉県は勝浦に波乗りに出かけた。
まあ、いつものお決まりの休日ではあるのだが……
普段の休日は、午前中に書き物などをすませ、海には午後にいく。波乗りするのはたいてい夕方だ。
だがこの日は少し早めに家を出た。少しでも長く外出していたかった。明日になれば、1歳年を取ってしまうのだから。
車に板(サーフボード)を積み、勝浦の海に向けて出発した。時刻は10時半、昼には目的地につくだろう。
車を走らせてすぐ、景色は緑色に染まる。

房総半島は意外と田んぼが多い。道中はずっとこんな風景だ。
ちなみに房総半島には、海沿いを走るJR内房線と外房線のほかに、内房線五井駅から上総中野駅間を走る小湊鉄道と、上総中野駅から外房線の大原駅間を走るいすみ鉄道がある。この二つの列車がバトンをつなぐようにして房総半島を横断しているのだ。
参照→ 小湊鉄道 いすみ鉄道
自宅から勝浦方面に向かう道中、これらの列車を見られる場所がいくつかある。国道と線路が並行、あるいは交差する地点だ。
その地点を通過するとき、ちょうど列車が走っているのが見えると、ささやかな幸福を感じられる。子どもっぽいけど、何となくいいことがあるような気がするのだ。
この日、海に向かう道中、列車を見ることはできなかった。
勝浦には昼すぎについた。
市内のラーメン屋で勝浦タンタン麺を食う。辛い。すげえ辛い。しかしうまい。だけど今日入った店は、居心地はあまりよくなかった。店員のサービスがわるいとか、そういうのではないのだが、何となく冷え冷えとした感じがあった。次回はべつの店に入ろうと思う。
昼飯食って、部原ポイントに向かう。到着は1時。波は……

……小さい。コシくらいの波。たま~にセットでハラくらいの波が入ってくるが、ホントにたまにだし、その波がわれるポイントが1つだから、サーファー同士の波の取り合いも激しい。
まだ1時だし、もうちょっとサイズが上がるのを待とうと思い、それまでの間、近くを散歩することにした。
まずは海を見下ろす滝口神社でお参り。

そして、部原の集落へ。

民宿が並ぶとおりをのんびりと歩く。
海へと向かうわき道。こういう風景がたまらなくいい。

小さな川が海にそそいでいる。

川に沿って歩くとこんな風景が

きた道を引き返して

こんな民家が並ぶ道をさらに歩いて

トンネルを抜けて

港にたどりついた。

なぜだか昔から港が好きだ。知らない土地にいくと、そこに海があるなら必ず港をめざす。港をめざして歩くのが、旅の間のぼくの散歩だ。
2時間ほどして、部原ポイントに戻った。

あいかわらず波は小さい。だけどさっきよりは波の数は増えたようだ。たっぷりと3時間、波乗りした。けっこう乗った。まあまあ楽しめた。
で、家路についた。
帰りの道中、田園風景の中を走っていると、そこを小湊鉄道の列車が走っていった。
やった。ひさしぶりに見れた。何かいいことありそうだ。いや、きっとある。明日を誕生日に控えた特別の日に望みどおり列車が見られたなんて、何だか縁起がいいではないか。
列車が駅に停車している間に車を先行させ、まちぶせして写真を撮る。

あわてて車をとめたせいで、大失敗。実際は、この独特の色の気動車が、広大な水田の中を走っていくという、じつにすばらしい被写体だったのだが……
そんなこんなで帰宅。ふろから上がり、ビールを飲んでいると、地元の友人から電話が入った。近所で飲んでるからこないか、と誘われた。
波乗りで疲れていたから、普段ならなんやかんやと理由をつけて断るのだが、その日は特別な日だったから、ぼくはすぐさま出かけていった。いつもの店で、昔からの友人と飲む酒は、最高にうまい。
次の日は仕事で早いのだが、12時近くまで飲んでしまった。まあいいや。楽しかったから。
まあ長々と語ったが、今年の6月27日は、そんな1日だった。
そして昨日、ぼくは誕生日を迎えた。何歳になったかって? それはまあいいだろう。
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