超訳 ニーチェの言葉
世の中がどんなに腐りきってみえても、本屋にいけば、最高の友達に出逢えます。
こんにちは。今週も「道下森の本棚」の時間がやってきました?(*^_^*)
さて、今週 紹介する本は、これ。

「超訳ニーチェの言葉」だ。
今年話題になった本の一つだから、ご存知の人も多いだろう。夏頃まで、どの本屋にいっても、たいてい平積みされていたから、本が好きな人なら目にしたことがあると思う。
ぼくも、平積みされた本の中から、この本を見つけた。
春先のことだった。
帯に書いてある「人生を最高に旅せよ!」の文字にひかれたのだ。
その帯の言葉どおり、人生を最高に旅するための言葉が、たっぷりとつまっていた。
内容を紹介するのは難しいので、ざっと目次を書いてみたので、これを見て想像してほしい。(すげえ、めんどうな作業だった。内容をいくつか紹介する方がよっぽど簡単だったかもしれない^_^;)
Ⅰ 己について
001 初めの一歩は自分への尊敬から
002 自分の評判など気にするな
003 一日の終わりに反省しない
004 疲れたらたっぷり眠れ
005 自分を表す三つの形
006 誰にも一芸がある
007 自分の主人となれ
008 自分の「なぜ」を知れば道が見える
009 自分の行為は世界に響いている
010 自分を知ることからはじめよう
011 自分は常に新しくなっていく
012 自分を遠くから見てみる
013 信頼が欲しければ行動で示せ
014 解釈のジレンマ
015 自分自身を見つけたい人に
016 いつも機嫌よく生きるコツ
017 注目されたいのに注目されない理由
018 好奇心に振り回されない
019 恐怖心は自分の中から生まれる
020 「~のために」行うことをやめる
021 努力をつづける
022 友人を求める前に自分自身を愛する
023 自分の家を建てる場所は
024 無限の豊かさは自分にある
Ⅱ 喜について
025 喜び方がまだ足りない
026 満足が贅沢
027 朝起きたら考えること
028 誰もが喜べる喜びを
029 仕事はよいことだ
030 一緒に生きていくこと
031 楽しんで学ぶ
032 人を喜ばせると自分も喜べる
033 心にはいつも喜びを
034 この瞬間を楽しもう
035 精神が高まるほど繊細なものを食べる
Ⅲ 生について
036 始めるから始まる
037 人生を最高に旅せよ
038 生に強く向かうものを選べ
039 高まるために捨てる
040 少しの悔いもない生き方を
041 断言すると賛同してくれる
042 安易な人生を送りたいなら
043 脱皮して生きていく
044 職業がくれる一つの恵み
045 計画は実行しながら練り直せ
046 生活を重んじる
047 子供に清潔観念を与える
048 生活をデザインする
049 所有欲に征服されるな
050 目標にとらわれすぎて人生を失うな
051 いつかは死ぬのだから
052 人間であることの宿命
Ⅳ 心について
053 軽やかな心を持つ
054 心に光があるから希望の光がわかる
055 風景が心に与えるもの
056 日々の歴史をつくる
057 視点を変えたり、逆手にとったりする
058 心の生活習慣を変える
059 平等の欲望
060 長所の陰に隠されているもの
061 勝利に偶然はない
062 おじけづいたら負ける
063 心は態度に現れている
064 事実が見えていない
065 反対する人の心理
066 永遠の敵
067 虚栄心の狡猾さ
068 魂が贅沢の水を好む
069 飽きるのは自分の成長が止まっているから
070 活発だからこそ退屈を感じる
071 疲れたと感じたら、考えない、思わない
072 快・不快は考え方から生まれる
073 なぜ自由な人はスマートか
074 精神の自由をつかむためには
Ⅴ 友について
075 友人をつくる方法
076 友人と話そう
077 四つの徳を持て
078 親友関係が成り立つとき
079 信頼関係があれば、べたべたしなくていい
080 自分を成長させる交際を求める
081 土足で入る人とはつきあわない
082 必要な鈍さ
083 同類からのみ理解される
084 友情の才能がよい結婚を呼ぶ
Ⅵ 世について
085 世間を超えて生きる
086 安定志向が人と組織を腐らせる
087 あらゆる人から好かれなくていい
088 自分の生きた意見を持つ
089 見かけだけにだまされない
090 責める人はみずからをあらわにする
091 つまらないことに苦しまない
092 多くの人の判断に惑わされない
093 人が認める理由
094 二種類の支配
095 批判という風を入れよ
096 組織をはみだす人
097 規則は多くを変える
098 料理と力
099 悪人には自己愛が足りない
100 攻撃する者の内的理由
101 つごうのいい解釈
102 狐よりもずるいのは
103 ニセ教師の教えること
104 危険なとき
105 悦楽をどこに探すのか
106 政治家に気をつけろ
107 贈り物はほどほどに
108 ニセの判断
109 借りたものは多く返す
110 だまされた人の悲しみ
111 勢力者と権力者の実態
Ⅶ 人について
112 心理を考えて伝える
113 人のことをあれこれ考えすぎない
114 人間の自然性を侮蔑しない
115 人間の二タイプ
116 偉人は変人かもしれない
117 真に独創的な人物とは
118 カリスマ性の技術
119 体験だけでは足りない
120 勝つなら圧倒的に勝て
121 自分の弱さと欠点を知っておく
122 約束の本当の姿
123 勝手に行為の大小を決めつけない
124 人生を行くときの手すり
125 夢に責任を取る勇気を
126 切れ者でありながら鈍くさくあれ
127 自分の人柄を語るな
128 人の欲しがるもの
129 笑い方に人間性が現れる
130 早すぎる成功は危険だ
131 まともに生きていない人の心理
132 自己コントロールは自由にできる
133 小心者は危ない
134 人をはずかしめることは悪だ
135 持論に固執するほど反対される
136 お喋りな人は隠している
137 テクニック以前の問題
138 強くなるための悪や毒
139 エゴイストの判断には根拠がない
140 怠惰から生まれる信念
141 人の高さを見る目を
142 多くの持ちたがる人々
143 女の大胆さ
144 短気は人生を厄介なものにする
145 持たせるのは不道徳
146 意外な礼儀
147 善悪判断のエゴイズム
148 街へ出よう
149 所有の奴隷
150 危険に見えることには挑みやすい
Ⅷ 愛について
151 そのままの相手を愛する
152 愛の病には
153 愛をも学んでいく
154 愛し方は変わっていく
155 愛は雨のように降る
156 愛の目と求め
157 新しく何か始めるコツ
158 愛が働く場所
159 愛の成長に身体を合わせる
160 ずっと愛せるか
161 恋人が欲しいと思っているのなら
162 男たちから魅力的と思われたいなら
163 結婚するかどうか迷っているなら
164 より多くの愛を欲しがるうぬぼれ
165 夢の実現に責任を持て
166 女を捨てた女
167 愛は喜びの橋
168 女の愛の中に含まれる愛
169 愛と尊敬は同時にはもらえない
170 愛は赦す
171 真実の愛に満ちた行為は意識されない
172 最大のうぬぼれ
173 愛することを忘れると
174 愛する人は成長する
175 愛する人の眼が見るもの
Ⅸ 知について
176 本能という知性が命を救う
177 本質を見分ける
178 視点を変える
179 人間的な善と悪
180 勉強はよく生きることの土台となる
181 真理の論拠
182 本を読んでも
183 読むべき書物
184 施設や道具からは文化は生まれない
185 古典を読む利益
186 真の教育者は解放する
187 繁栄のヒント
188 物事の完成まで待つ忍耐を持つ
189 理想への道筋を見つける
190 学ぶ意思のある人は退屈を感じない
191 力を入れすぎない
192 プロフェッショナルになりたいなら
193 後始末を忘れない
194 求めるものはここにある
195 最短の道は現実が教えてくれる
196 離れて初めて把握できる
197 自分の哲学を持つな
198 きみの精神はどのレベルか
199 賢さを見せつける必要はない
200 自分に才能を与える
201 徹底的に体験しよう
202 考えは言葉の質と量で決まる
203 遠くから振り返れ
204 冷静さには二種類ある
205 賢さは顔と体に表れる
206 話し合いの効用
207 心をもっと大きくする
208 原因と結果の間にあるもの
209 合理性で判断しない
210 独創的になるためには
211 低い視点から眺めてみる
212 現実と本質の両方を見る
213 よく考えるために
214 表現は素直に
Ⅹ 美について
215 理想や夢を捨てない
216 自分の中にある高い自己
217 若い人たちへ
218 絶えず進んでいく
219 対比によって輝かせる
220 美しく見る眼を持つ
221 矜持を持て
222 自分の眼で見よう
223 木に習う
224 自然のやさしさ
225 献身は目に見えないこともある
226 偉大なる労働者
227 人を育てるには拒絶しないこと
228 老練の域に達した技
229 知的で美しい人を探すなら
230 感覚を愛しなさい
231 良いことへの道
232 自分しか証人のいない試練
この目次を見るだけで、いかに内容のじゅうじつした本であるか、わかるだろう。
もちろん、232の項目すべてが、自分にとって価値あるものというわけではない。いくつか、「?」と思うページもあった。
だけどそれは当然のことだ。言葉というものは、その言葉をとらえる側である人間との「かけ算」なのだ。同じ言葉でも、それを受けた人の置かれている状況によって、出てくる答えがかわってくる。だからすべての人の心を打つ言葉というものは存在しないのだ。
それでもこの「超訳ニーチェの言葉」に書かれている言葉の多くは、ぼくの心を打った。あるいは、心にしみた。実際に数えてはいないが、232の言葉のうち、150くらいは、読み終えて、「おお……」と感銘の声をもらしたと思う。そして、ほくの意識を確実にかえた。
この「超訳ニーチェの言葉」を手にした当時、ぼくは旅から帰ったばかりで、これから新しい何かをはじめようと意気ごんでいるときだった。意気ごんではいるものの、仕事をさがしている最中だから金は減る一方で、心に余裕はなかった。
そんな状況で、この「超訳ニーチェの言葉」と出逢い、150(推測)もの言葉に心を打たれた。そのときのぼくと、ニーチェが放った言葉との「掛け算」によって、大きな何かを導き出したのだ。
あれから、10カ月がすぎた。
今はバイトだけど、月に決まった収入を得ていて、満足とはいかないまでも金銭面での不安はない。新しくはじめようとしていることも、少しずつではあるが道すじが見えてきた。
日々、進歩している。
そんな今の自分と、この「超訳ニーチェの言葉」との「掛け算」は、どんな答えを導くだろう。あの頃とちがう答えが出てくるだろうか。その変化を知るために、今日から、毎日数ページずつ、この「超訳ニーチェの言葉」を読み返してみようと思う。

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「超訳ニーチェの言葉」だ。
今年話題になった本の一つだから、ご存知の人も多いだろう。夏頃まで、どの本屋にいっても、たいてい平積みされていたから、本が好きな人なら目にしたことがあると思う。
ぼくも、平積みされた本の中から、この本を見つけた。
春先のことだった。
帯に書いてある「人生を最高に旅せよ!」の文字にひかれたのだ。
その帯の言葉どおり、人生を最高に旅するための言葉が、たっぷりとつまっていた。
内容を紹介するのは難しいので、ざっと目次を書いてみたので、これを見て想像してほしい。(すげえ、めんどうな作業だった。内容をいくつか紹介する方がよっぽど簡単だったかもしれない^_^;)
Ⅰ 己について
001 初めの一歩は自分への尊敬から
002 自分の評判など気にするな
003 一日の終わりに反省しない
004 疲れたらたっぷり眠れ
005 自分を表す三つの形
006 誰にも一芸がある
007 自分の主人となれ
008 自分の「なぜ」を知れば道が見える
009 自分の行為は世界に響いている
010 自分を知ることからはじめよう
011 自分は常に新しくなっていく
012 自分を遠くから見てみる
013 信頼が欲しければ行動で示せ
014 解釈のジレンマ
015 自分自身を見つけたい人に
016 いつも機嫌よく生きるコツ
017 注目されたいのに注目されない理由
018 好奇心に振り回されない
019 恐怖心は自分の中から生まれる
020 「~のために」行うことをやめる
021 努力をつづける
022 友人を求める前に自分自身を愛する
023 自分の家を建てる場所は
024 無限の豊かさは自分にある
Ⅱ 喜について
025 喜び方がまだ足りない
026 満足が贅沢
027 朝起きたら考えること
028 誰もが喜べる喜びを
029 仕事はよいことだ
030 一緒に生きていくこと
031 楽しんで学ぶ
032 人を喜ばせると自分も喜べる
033 心にはいつも喜びを
034 この瞬間を楽しもう
035 精神が高まるほど繊細なものを食べる
Ⅲ 生について
036 始めるから始まる
037 人生を最高に旅せよ
038 生に強く向かうものを選べ
039 高まるために捨てる
040 少しの悔いもない生き方を
041 断言すると賛同してくれる
042 安易な人生を送りたいなら
043 脱皮して生きていく
044 職業がくれる一つの恵み
045 計画は実行しながら練り直せ
046 生活を重んじる
047 子供に清潔観念を与える
048 生活をデザインする
049 所有欲に征服されるな
050 目標にとらわれすぎて人生を失うな
051 いつかは死ぬのだから
052 人間であることの宿命
Ⅳ 心について
053 軽やかな心を持つ
054 心に光があるから希望の光がわかる
055 風景が心に与えるもの
056 日々の歴史をつくる
057 視点を変えたり、逆手にとったりする
058 心の生活習慣を変える
059 平等の欲望
060 長所の陰に隠されているもの
061 勝利に偶然はない
062 おじけづいたら負ける
063 心は態度に現れている
064 事実が見えていない
065 反対する人の心理
066 永遠の敵
067 虚栄心の狡猾さ
068 魂が贅沢の水を好む
069 飽きるのは自分の成長が止まっているから
070 活発だからこそ退屈を感じる
071 疲れたと感じたら、考えない、思わない
072 快・不快は考え方から生まれる
073 なぜ自由な人はスマートか
074 精神の自由をつかむためには
Ⅴ 友について
075 友人をつくる方法
076 友人と話そう
077 四つの徳を持て
078 親友関係が成り立つとき
079 信頼関係があれば、べたべたしなくていい
080 自分を成長させる交際を求める
081 土足で入る人とはつきあわない
082 必要な鈍さ
083 同類からのみ理解される
084 友情の才能がよい結婚を呼ぶ
Ⅵ 世について
085 世間を超えて生きる
086 安定志向が人と組織を腐らせる
087 あらゆる人から好かれなくていい
088 自分の生きた意見を持つ
089 見かけだけにだまされない
090 責める人はみずからをあらわにする
091 つまらないことに苦しまない
092 多くの人の判断に惑わされない
093 人が認める理由
094 二種類の支配
095 批判という風を入れよ
096 組織をはみだす人
097 規則は多くを変える
098 料理と力
099 悪人には自己愛が足りない
100 攻撃する者の内的理由
101 つごうのいい解釈
102 狐よりもずるいのは
103 ニセ教師の教えること
104 危険なとき
105 悦楽をどこに探すのか
106 政治家に気をつけろ
107 贈り物はほどほどに
108 ニセの判断
109 借りたものは多く返す
110 だまされた人の悲しみ
111 勢力者と権力者の実態
Ⅶ 人について
112 心理を考えて伝える
113 人のことをあれこれ考えすぎない
114 人間の自然性を侮蔑しない
115 人間の二タイプ
116 偉人は変人かもしれない
117 真に独創的な人物とは
118 カリスマ性の技術
119 体験だけでは足りない
120 勝つなら圧倒的に勝て
121 自分の弱さと欠点を知っておく
122 約束の本当の姿
123 勝手に行為の大小を決めつけない
124 人生を行くときの手すり
125 夢に責任を取る勇気を
126 切れ者でありながら鈍くさくあれ
127 自分の人柄を語るな
128 人の欲しがるもの
129 笑い方に人間性が現れる
130 早すぎる成功は危険だ
131 まともに生きていない人の心理
132 自己コントロールは自由にできる
133 小心者は危ない
134 人をはずかしめることは悪だ
135 持論に固執するほど反対される
136 お喋りな人は隠している
137 テクニック以前の問題
138 強くなるための悪や毒
139 エゴイストの判断には根拠がない
140 怠惰から生まれる信念
141 人の高さを見る目を
142 多くの持ちたがる人々
143 女の大胆さ
144 短気は人生を厄介なものにする
145 持たせるのは不道徳
146 意外な礼儀
147 善悪判断のエゴイズム
148 街へ出よう
149 所有の奴隷
150 危険に見えることには挑みやすい
Ⅷ 愛について
151 そのままの相手を愛する
152 愛の病には
153 愛をも学んでいく
154 愛し方は変わっていく
155 愛は雨のように降る
156 愛の目と求め
157 新しく何か始めるコツ
158 愛が働く場所
159 愛の成長に身体を合わせる
160 ずっと愛せるか
161 恋人が欲しいと思っているのなら
162 男たちから魅力的と思われたいなら
163 結婚するかどうか迷っているなら
164 より多くの愛を欲しがるうぬぼれ
165 夢の実現に責任を持て
166 女を捨てた女
167 愛は喜びの橋
168 女の愛の中に含まれる愛
169 愛と尊敬は同時にはもらえない
170 愛は赦す
171 真実の愛に満ちた行為は意識されない
172 最大のうぬぼれ
173 愛することを忘れると
174 愛する人は成長する
175 愛する人の眼が見るもの
Ⅸ 知について
176 本能という知性が命を救う
177 本質を見分ける
178 視点を変える
179 人間的な善と悪
180 勉強はよく生きることの土台となる
181 真理の論拠
182 本を読んでも
183 読むべき書物
184 施設や道具からは文化は生まれない
185 古典を読む利益
186 真の教育者は解放する
187 繁栄のヒント
188 物事の完成まで待つ忍耐を持つ
189 理想への道筋を見つける
190 学ぶ意思のある人は退屈を感じない
191 力を入れすぎない
192 プロフェッショナルになりたいなら
193 後始末を忘れない
194 求めるものはここにある
195 最短の道は現実が教えてくれる
196 離れて初めて把握できる
197 自分の哲学を持つな
198 きみの精神はどのレベルか
199 賢さを見せつける必要はない
200 自分に才能を与える
201 徹底的に体験しよう
202 考えは言葉の質と量で決まる
203 遠くから振り返れ
204 冷静さには二種類ある
205 賢さは顔と体に表れる
206 話し合いの効用
207 心をもっと大きくする
208 原因と結果の間にあるもの
209 合理性で判断しない
210 独創的になるためには
211 低い視点から眺めてみる
212 現実と本質の両方を見る
213 よく考えるために
214 表現は素直に
Ⅹ 美について
215 理想や夢を捨てない
216 自分の中にある高い自己
217 若い人たちへ
218 絶えず進んでいく
219 対比によって輝かせる
220 美しく見る眼を持つ
221 矜持を持て
222 自分の眼で見よう
223 木に習う
224 自然のやさしさ
225 献身は目に見えないこともある
226 偉大なる労働者
227 人を育てるには拒絶しないこと
228 老練の域に達した技
229 知的で美しい人を探すなら
230 感覚を愛しなさい
231 良いことへの道
232 自分しか証人のいない試練
この目次を見るだけで、いかに内容のじゅうじつした本であるか、わかるだろう。
もちろん、232の項目すべてが、自分にとって価値あるものというわけではない。いくつか、「?」と思うページもあった。
だけどそれは当然のことだ。言葉というものは、その言葉をとらえる側である人間との「かけ算」なのだ。同じ言葉でも、それを受けた人の置かれている状況によって、出てくる答えがかわってくる。だからすべての人の心を打つ言葉というものは存在しないのだ。
それでもこの「超訳ニーチェの言葉」に書かれている言葉の多くは、ぼくの心を打った。あるいは、心にしみた。実際に数えてはいないが、232の言葉のうち、150くらいは、読み終えて、「おお……」と感銘の声をもらしたと思う。そして、ほくの意識を確実にかえた。
この「超訳ニーチェの言葉」を手にした当時、ぼくは旅から帰ったばかりで、これから新しい何かをはじめようと意気ごんでいるときだった。意気ごんではいるものの、仕事をさがしている最中だから金は減る一方で、心に余裕はなかった。
そんな状況で、この「超訳ニーチェの言葉」と出逢い、150(推測)もの言葉に心を打たれた。そのときのぼくと、ニーチェが放った言葉との「掛け算」によって、大きな何かを導き出したのだ。
あれから、10カ月がすぎた。
今はバイトだけど、月に決まった収入を得ていて、満足とはいかないまでも金銭面での不安はない。新しくはじめようとしていることも、少しずつではあるが道すじが見えてきた。
日々、進歩している。
そんな今の自分と、この「超訳ニーチェの言葉」との「掛け算」は、どんな答えを導くだろう。あの頃とちがう答えが出てくるだろうか。その変化を知るために、今日から、毎日数ページずつ、この「超訳ニーチェの言葉」を読み返してみようと思う。
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