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魂の落書き 〜おでんまちのひ 店主の日記〜

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旅について 遊びについて 夢について 人生観について 本について 愛用品について ありったけの思いを語ります

 

BRUTUS 2011 2/1号

世の中がどんなにくさりきってしまっても、本屋にいけば、最高の友達に出逢えます。

こんばんは。今週も「道下森の本棚」の時間がやってきました。

さて、今週紹介する本は、

201101121600000.jpg

マガジンハウス発行の雑誌「BRUTUS」だ。

「BRUTUS」は、ぼくが定期的に講読する数少ない雑誌の一つだ。毎号買うわけではないが、テーマが興味深い号は必ず買う。

ここ最近でも、'10 8/15号の「ビーチカルチャー。」、10/1号の「職人、高くていいもの。」、10/15号の「20年通えるバー。」、11/1号「せつない気持ち。」、12/1「映画監督論」などを買った。

で、今号だが、こいつはもう迷わず買った。

テーマは、「男の作法」だ。

ぼくは普通に生活していて、定期的に「男の作法」とか「男の美学」とか、「男の~」について書かれた本を読みたくなる癖がある。今がそのときだった。というより本屋で「男の~」という文字を見て、アンテナがビビビーン、と震えたのだ。

しかも今回は、「男の~」の文字に反応しただけでなく、表紙のクリント・イーストウッドが、「私の話を聴かないか」と語りかけてきたのだ。これはもう買わないわけにはいかないではないか。

で、買った。

そしてこれが恒例の目次。

014 男の作法

016  酒の飲み方にこそ、男の美学が表れる。

022 ファッション 流行では選ばない。哲学があるから身に着ける。

026 伝え方 男たちの言動が聴衆の魂を大きく揺さぶる。

030 仕事 通人が惚れ込んだ職人たちの流儀。

034  金の使い方で、男の器は試される。

036 人情 情厚き人には理由がある。映画における「人情考」。


040 スタイリッシュの値打ち。 文/村松友視


043
   特別付録
   遊んで覚える
   男の作法かるた
   46人の先人たちの、男の生き様。


074 趣味 真剣に取り組むからこそ生まれる、遊びのルール。

078 色気 100%女子目線! 香り立つ男の条件とは。

080 クルマ 愛する1台の選び方、付き合い方。

084 社交 百戦錬磨の11人が挙げる、マナー+αの社交作法。


090 クリント・イーストウッドの作法。




regulars

007 Et tu, Brute?  「チャーリー・シーン」ほか

059 Brutus Best Bets 新製品、ニューオープン情報

098 人間関係  420 写真/篠山紀信『むきだしの母』園 子温、園 いずみ、園 路果

101 Begin Your Journey 053 Audi A1

103 SUPREME BRUTUS「今江敏晃」ほか

112 BRUT@STYLE 245 table manners

116 グルマン温故知新 332 流石別館/仁行

118 みやげもん 106 彫物/次号予告

093 BRUTUS BACK ISSUES/定期購読募集


(ふうっ、疲れた……)


で、読んだ。

感想は、わるくなかった。

うん、わるくなかったと思う。

いろんな人の、いろんなものに対する考え方(男の作法)が列挙してあり、ぼくはそのすべてを頭の中(心の中)にぶちこんだ。

その中で、印象に残ったものを二つばかり挙げたい。

一つは、仕事のページの、帝国ホテルの靴磨きを務めるキンちゃんの話。

「いくらお得意様が横にいらしても、顔を上げることはありません。無粋なように見えますが、それは目の前のお客様に愛情を注ぐゆえの作法。同じくホテルで働くフロント、ベルボーイなどの同僚の方々から学びました」

えてして人は目の前の仕事に熱中しつつも、つい常連さんや上司などがやってきたら、そっちに目がいきがちだ。このシューシャイナー(靴磨き)は、それをよしとしない。誇りと自信が、その言葉からうかがえる。

次はのページでの、ご存知、矢沢永吉さんの話。

1990年初頭の、まだ肖像権という概念が日本人に根付いていない頃の話。あるパチンコ店が、矢沢永吉(敬称略)のそっくりさんを使ったCМを流していた。どこにも「本人ではありません」と書かれていない。本人とまちがえたファンから「セコいパチンコ屋のCМに出るなんて、がっかりしました」と手紙が届いた。怒った矢沢は、肖像権侵害でパチンコ店を訴える。かかった金は総額で1600万円。勝ち取った額は300万円。1300万円の赤字。だが矢沢は、その赤字を払ってまでして、プライドを守った。

……という話だ。

これは永ちゃんだから、何でもないことのように聞こえるが、たいへんなことだ。そして尊いことだ。自分の誇りを守るために、あえて金銭的な損失を覚悟で戦った矢沢永吉を、ぼくは尊敬する。そして、自分もそうありたいと、強く思う。

ほかにもそんな話がいっぱいあったが、とくに印象に残ったのは上の二つだ。

靴磨きという職業に誇りを持つ帝国ホテルのシューシャイナー、キンちゃん。

自分のブランドにプライドを持つ矢沢永吉。

見習いたいと思う。いや、見習わなくてはいけない。

男として。

今は食品の仕分けのアルバイトに甘んじているが、その仕事にだって誇りを持ってのぞむべきだし、世間から見たら超負け組(この言葉は嫌いだがあえて使う)のぼくだが、自分をブランディングして、そこを傷つけられたときは断固として戦う姿勢を見せなきゃいけない。

キンちゃんのように。永ちゃんのように。

まあ、いろいろと語ったが、明日から(いや今から)、「男の作法」を意識してふるまうつもりでいる。

数日後には、雑誌に取り上げられていた著名人たちのものではなく、自分なりの「男の作法」ができあがっているはずだ。



ちなみに「BRUTUS」次号は、「居住空間学・椅子編」らしい。これはちょっと、買わないと思う……



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