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魂の落書き 〜おでんまちのひ 店主の日記〜

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金持ち父さん 貧乏父さん ロバート・キヨサキ

世の中がどんなにくさりきってしまっても、本屋にいけば最高の友達に出逢えます。

こんにちは。今週も「道下森の本棚」の時間がやってきました(^O^)/

さてさて、今日 紹介する本は、これ。



ロバート・キヨサキ著 / 「金持ち父さん 貧乏父さん」だ。

この本は、読んでいない人でもタイトルくらいは聞いたことがあるだろう。1997年に執筆されたこの本は、全世界で51カ国語に翻訳され、109カ国で紹介されている。日本では、2000年に白根美保子の訳で、筑摩書房より刊行された。

えっ? そんな古い本を紹介するな、って?

わかってないな。

本のよしあしは、古い新しいではない。いい本とは、10年経っても20年経っても、色あせないのだ。逆にいえば、ベストセラーと呼ばれる本でも、年月とともに錆びついて使えなくなるものは、良書とはいえない。

……で、この「金持ち父さん 貧乏父さん」は、文句なしに良書だ。

この本を読むか読まないかで、人生は大きくかわる。それほど価値がある本だ。

ぼくも今から10年ほど前に読んだが、確実に人生はかわった。

まあ現実は厳しいものだし、数字の上では今なお「貧乏」がつづいているが、気持ちの中は貧乏ではない。「やがて金持ちになる貧乏」それが今のぼくだ。

まあ、ぼくの現状の話は置いといて、本の話だ。

さっきもいったが、この「金持ち父さん 貧乏父さん」、文句なしに良書だ。

どんなふうに良書なのか。



本のはじめの方に、こんなシーンがある。



私、すなわち著者であるロバート・キヨサキは、9歳のとき、友人のマイクと、マイクの父親から金儲けの方法を教わるべく、マーチンさんの店(マイクの父親所有の店)で働くことになった。時給10セントで。毎週土曜の3時間。

それは拷問のような仕事だった。加えて、時給10セント日給にして30セントの賃金は、9歳という年齢を考えても割の合わない低賃金だった。3週間働いた後、少年ロバートはその仕事をやめる決意をし、マイクの父と対決する。

マイクの父、すなわち「金持ち父さん」は、抗議にきたロバートを迎えてこういった。

「賃金を上げてくれなければやめるつもりなんだそうだね」
「だって、あなたは約束を守っていないじゃないですか」ロバートは泣きそうになりながらいう。

そう、ロバートは、マイクの父「金持ち父さん」が金持ちになる方法を教えてくれるというから、低賃金に目をつむって拷問のような仕事に耐えたのだ。

だのに金持ち父さんは、何も教えてくれない。ロバートを働かせるだけだ。

しかし、金持ち父さんはいう。ちゃんと教えている、と。


「教えるっていうのは話したり、授業をしたりすることなのかい?」
「ええ、そうだと思いますけど」
「それは学校で教えるやり方だ」金持ち父さんは笑みを浮かべながら言った。「でも人生はそんなふうな教え方はしない。だけど、人生がだれよりもすぐれた先生だってことはたしかなのさ。たいていの場合、人生はきみに話しかけてきたりしない。きみのことをつついて、あちこち連れまわすだけだ。人生はそうやってきみをつつくたびにこう言っているんだ。『ほら、目を覚ませよ! きみに学んでもらいたいことがあるんだよ』ってね」

~中略

「もし人生から教訓を学ぶことができれば、きみは成功する。もし学ばなければ、人生につつきまわされるばかりだ。人間には二種類ある。一つは人生につつきまわされても、ただそのままにしておく人たち。もう一つは、怒ってつつき返す人だ。でも多くの人は、つつき返すときに相手を間違える。上司や仕事そのもの、あるいはだんなさんや奥さんに向かってつつき返すんだ。みんな人生が自分をつついているとは知らないからなんだな」
私には何のことだかさっぱりわからなかった。
「人間はだれだって人生につつきまわされている。中にはあきらめてしまう人もいるし、戦う人もいる。でも人生から教訓を学んで先に進んでいく人はとても少ないんだ。そういう人は人生につつかれるのを喜ぶ。人生から何を学ぶ必要があることを知っているからだ。それに、自分から学びたいと思っている。そういう人は人生からつつかれるたびに何かを学び、先に進んでいく。でも、ほとんどの人があきらめる。そして、きみのような一握りの人間が戦う道を選ぶんだ」




どうだろう?

うおおっ、て心が叫ばないか?

ぼくの心は叫んだ。ものすごく。

極論をいえば、この第一の教え「金持ちはお金のために働かない」があれば、その後の話はいらない。

もちろん、その後の話も、最高にいいことしか書かれていない。加えて、金持ちになるための考え方、やり方が、丁寧に書かれている。

だけど、ぼくにいわせれば、それらはやはり「おまけ」にすぎない。あくまでこの本の価値は、金持ち父さんと9歳当時のロバートとのやり取りの中につまっている。



「人間はだれだって人生につつきまわされている」



まさにそうではないか。

ぼくはつつきまわされている。

この「金持ち父さん 貧乏父さん」を読む前もそうだったし、読んだ後も、もちろん今現在も、人生につつきまわされている。

そこであきらめるのか。戦うのか。

本書は、「戦う」人のための本だ。

戦う気があるなら、ぜひ読んでほしい。



今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。よかったら、今までに紹介した「道下森の本棚」も、ぜひご覧になってください。

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