イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学
世の中がどんなにくさりきってしまっても、本屋にいけば最高の友達に出逢えます。
こんにちは。今週も「道下森の本棚」の時間がやってきました。
さてさて、今日ご紹介する本はこれ。

「イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学」だ。(図書館で借りた本。画像の右下に最寄りの図書館のラベル^_^;)
この本は、BSデジタル放送の民放5局共同特別番組として放送されたものを、書籍化したものだ。
ぼくはこの放送は観れなかったが、後にYouTubeにアップしてくれた人がいたので、それを観た。
※本当は違法で、現在は削除されています。
観た! 食い入るように!
最高だった。
イチロー。そして矢沢永吉。男があこがれる人間像のぶつかり合い。
それを観て、何も感じないやつは男じゃない。
もちろん、二人は著名人であり、好みというのもあるとは思う。
だけど、この二人に関しては、そういうのを超越しているんじゃないか、とぼくは思う。イチローにも、矢沢にも、好きとか嫌いとかってないんじゃないか、そう思うのだ。
※いやある、という方には、すみませんというしかありませんm(__)m
ぼく自身、イチローのファンではない。矢沢は好きだけど、矢沢の音楽のファンではない。
だけど、この二人のぶつかり合いを観て(読んで)、感じるものは多々あった。
二人は初対面で、それぞれ、野球、音楽、と分野もちがうけれど、それでも一発で通じ合ってしまう。これは二人が同じレベル、いわゆる「一流」の域にあるからだ。
イチローと矢沢には24もの年齢の差があるが、それすら超越して、二人は共鳴し合っている。
どちらかがどちらかに、たとえばこの場合、矢沢が年上だから、矢沢がイチローにアドバイスする、という感じになりそうなものだが、しかし、そうはならない。
二人とも「一流」だからだ。
そして会話の中にもあったが、二人とも「現役」だからだ。イチローはもちろん、56歳(放送当時)の矢沢永吉も現役だから。だから同じ目線での会話が成り立つのだ。
これが矢沢永吉でなく、昔売れた持ち歌でしか勝負できない「現役を退いた」大御所なら、会話はべつのものになっただろう。
また、イチローのかわりに、もう一つ未熟な野球選手が矢沢の相手をしたら、同じ目線での会話は成り立たなかったろう。
だから観ていて(読んで)おもしろかったし、心にびんびんきた。
放送を(YouTube動画を)観れなかった人に、ぜひおすすめしたい。活字になってなお、二人のパワーあふれる会話は、心にびんびん響くはずだ。
本当はこういうテレビ番組をそのまま書籍化した本は好きじゃないのだけど、イチローと矢沢永吉の対談となれば話はべつだから。
何事にも「特別」あるのだ。
ところで、さっきから一流一流と書いているが、これは何も二人の業績に対していっているのではない。もちろん業績も一流だが、それだけの人間なら、掃いて捨てるほどいる。そうではなくて、二人は人間的にも「一流」なのだ。
本書には書かれていないが、この放送の冒頭、対談がはじまる直前に、矢沢がカメラマンに向かって、「大丈夫? キャメラ(カメラ)重くないですか?」と訊くシーンがある。
あれはポーズなんかじゃない。本当に自然に口に出た言葉だった。
そのシーンを観て、ぼくは「ああ、やっぱり永ちゃんはサイコーだな」と思った。
同じ男として、自分もそうありたい、と強く思った。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。よかったら、今までに紹介した「道下森の本棚」も、ぜひご覧になってください。
刑務所のリタヘイワース スティーブン・キング
オリジナルワンな生き方 ヒュー・マクラウド
スローカーブを、もう一球 山際淳司
リッツカールトンで育まれたホスピタリティノート 高野登
船に乗れ 藤谷治
ルリユールおじさん いせひでこ
超訳ニーチェの言葉
白銀ジャック 東野圭吾
神さまはハーレーに乗って ジョン・ブレイディ
気まぐれロボット 星新一
BRUTUS 2011 2/1号
男の作法
天国はまだ遠く 瀬尾まいこ
最後の授業 アルフォンス・ドーテ
モーラとわたし おーなり由子
老人と海 アーネスト・ヘミングウェイ
傷だらけの店長~それでもやらねばならない~ 伊達雅彦
Sports Graphic Number「スポーツグラフィック ナンバー」 3/24 ルーキー秘話
奇跡は路上に落ちている 軌保博光
小屋番三六五日
O型自分の説明書 Jamais Jamais
一瞬の風になれ 佐藤多佳子
バカでも年収1000万円 伊藤喜之
ユニット 佐々木譲
桐島、部活やめるってよ 朝井リョウ
自分でつくる うまい海軍めし 海軍めし愛好会
スタインベック短編集
金持ち父さん 貧乏父さん ロバート・キヨサキ
ビッグウェンズデイ デニス・アーパーク ジョン・ミリアス
OZmagazin8月号
絵を描きたいあなたへ 永沢まこと
白夜行 東野圭吾
デッドエンドの思い出 よしもとばなな
獨白「北の国から」ノーツ 倉本聰
ボビーに首ったけ 片岡義男
よかったらこちらの姉妹ブログも覗いてみてください。

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「イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学」だ。(図書館で借りた本。画像の右下に最寄りの図書館のラベル^_^;)
この本は、BSデジタル放送の民放5局共同特別番組として放送されたものを、書籍化したものだ。
ぼくはこの放送は観れなかったが、後にYouTubeにアップしてくれた人がいたので、それを観た。
※本当は違法で、現在は削除されています。
観た! 食い入るように!
最高だった。
イチロー。そして矢沢永吉。男があこがれる人間像のぶつかり合い。
それを観て、何も感じないやつは男じゃない。
もちろん、二人は著名人であり、好みというのもあるとは思う。
だけど、この二人に関しては、そういうのを超越しているんじゃないか、とぼくは思う。イチローにも、矢沢にも、好きとか嫌いとかってないんじゃないか、そう思うのだ。
※いやある、という方には、すみませんというしかありませんm(__)m
ぼく自身、イチローのファンではない。矢沢は好きだけど、矢沢の音楽のファンではない。
だけど、この二人のぶつかり合いを観て(読んで)、感じるものは多々あった。
二人は初対面で、それぞれ、野球、音楽、と分野もちがうけれど、それでも一発で通じ合ってしまう。これは二人が同じレベル、いわゆる「一流」の域にあるからだ。
イチローと矢沢には24もの年齢の差があるが、それすら超越して、二人は共鳴し合っている。
どちらかがどちらかに、たとえばこの場合、矢沢が年上だから、矢沢がイチローにアドバイスする、という感じになりそうなものだが、しかし、そうはならない。
二人とも「一流」だからだ。
そして会話の中にもあったが、二人とも「現役」だからだ。イチローはもちろん、56歳(放送当時)の矢沢永吉も現役だから。だから同じ目線での会話が成り立つのだ。
これが矢沢永吉でなく、昔売れた持ち歌でしか勝負できない「現役を退いた」大御所なら、会話はべつのものになっただろう。
また、イチローのかわりに、もう一つ未熟な野球選手が矢沢の相手をしたら、同じ目線での会話は成り立たなかったろう。
だから観ていて(読んで)おもしろかったし、心にびんびんきた。
放送を(YouTube動画を)観れなかった人に、ぜひおすすめしたい。活字になってなお、二人のパワーあふれる会話は、心にびんびん響くはずだ。
本当はこういうテレビ番組をそのまま書籍化した本は好きじゃないのだけど、イチローと矢沢永吉の対談となれば話はべつだから。
何事にも「特別」あるのだ。
ところで、さっきから一流一流と書いているが、これは何も二人の業績に対していっているのではない。もちろん業績も一流だが、それだけの人間なら、掃いて捨てるほどいる。そうではなくて、二人は人間的にも「一流」なのだ。
本書には書かれていないが、この放送の冒頭、対談がはじまる直前に、矢沢がカメラマンに向かって、「大丈夫? キャメラ(カメラ)重くないですか?」と訊くシーンがある。
あれはポーズなんかじゃない。本当に自然に口に出た言葉だった。
そのシーンを観て、ぼくは「ああ、やっぱり永ちゃんはサイコーだな」と思った。
同じ男として、自分もそうありたい、と強く思った。
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