銀座の画廊へ ~または有楽町のおでん屋
店が休みの月曜、銀座の養清堂画廊へいった。
店の常連さんの1人に著名な銅版画家がいて、その人の鉛筆画・銅版画展がその画廊でおこなわれているのだ。
ボルドーの赤ワインを手みやげにおとずれると、画家のTさんは満面の笑みで迎えてくれた。
「おう、よくきたなあ」
「はい。ちょっと道に迷っちゃいました」
初日ということもあり、画廊はお客さんでいっぱいだった。半分が画家仲間、半分がTさんの飲み仲間だという。
30点以上にのぼる絵が壁に展示されていた。どの絵にもぼくの月給を超える額が記載されている。店ではいつも陽気にふるまっているTさんだが、その仕事ぶりは、やはりプロのそれだ。
ワインを片手にゆっくりと絵を見てまわり、Tさんにあいさつした。
「じゃあ、帰ります」
「おう、相手できなくてごめんなあ」
「いえいえ。大盛況ですね」
手伝いにきていたTさんの奥さんにもあいさつし、画廊を辞した。
外に出ると、銀座は夜に染まっていた。
ワイン一杯分のほろ酔いで、銀座の街を歩く。かつての華やかさはうしなわれたとはいえ、やっぱり銀座は銀座だ。人の数もネオンの数も、地元千葉の比じゃない。
四丁目の教文館で本を買う。銀座、白金、恵比寿にあるフレンチレストラン「シェ・トモ」のオーナーシェフ市川知志氏の自伝「フレンチの侍」。
翌日はまた朝早くから仕事なのだが、せっかく銀座まで出てきたのだからと、飲み屋をさがす。もちろん、飲むのは銀座ではなく、ちょっと離れた有楽町のガード下。
以前いった「登運とん」はいっぱいだったので、べつの店をさがす。すると、いまや観光地と化した「焼き鳥ストリート」のはずれに「おでん」の赤ちょうちんが。

「妙」というカウンターだけの小さなおでん屋。そこに入り、瓶ビールとおでんをいただく。
おそらく妙さんというであろうおばあちゃん(まではいってないかな?)にいろいろと話を聴いた。なんでも、この地に店を出して37年になるという。37年! すげえ。おでん屋をやりたいぼくにとって、大先輩じゃんか!!
おでんもまあまあうまくて、大満足で店を出た。
夜の8時。有楽町の飲み屋街は活気にあふれていた。
いい休日になった。今週もまた、ギアをトップに上げて仕事ができそうだ。
店の常連さんの1人に著名な銅版画家がいて、その人の鉛筆画・銅版画展がその画廊でおこなわれているのだ。
ボルドーの赤ワインを手みやげにおとずれると、画家のTさんは満面の笑みで迎えてくれた。
「おう、よくきたなあ」
「はい。ちょっと道に迷っちゃいました」
初日ということもあり、画廊はお客さんでいっぱいだった。半分が画家仲間、半分がTさんの飲み仲間だという。
30点以上にのぼる絵が壁に展示されていた。どの絵にもぼくの月給を超える額が記載されている。店ではいつも陽気にふるまっているTさんだが、その仕事ぶりは、やはりプロのそれだ。
ワインを片手にゆっくりと絵を見てまわり、Tさんにあいさつした。
「じゃあ、帰ります」
「おう、相手できなくてごめんなあ」
「いえいえ。大盛況ですね」
手伝いにきていたTさんの奥さんにもあいさつし、画廊を辞した。
外に出ると、銀座は夜に染まっていた。
ワイン一杯分のほろ酔いで、銀座の街を歩く。かつての華やかさはうしなわれたとはいえ、やっぱり銀座は銀座だ。人の数もネオンの数も、地元千葉の比じゃない。
四丁目の教文館で本を買う。銀座、白金、恵比寿にあるフレンチレストラン「シェ・トモ」のオーナーシェフ市川知志氏の自伝「フレンチの侍」。
翌日はまた朝早くから仕事なのだが、せっかく銀座まで出てきたのだからと、飲み屋をさがす。もちろん、飲むのは銀座ではなく、ちょっと離れた有楽町のガード下。
以前いった「登運とん」はいっぱいだったので、べつの店をさがす。すると、いまや観光地と化した「焼き鳥ストリート」のはずれに「おでん」の赤ちょうちんが。

「妙」というカウンターだけの小さなおでん屋。そこに入り、瓶ビールとおでんをいただく。
おそらく妙さんというであろうおばあちゃん(まではいってないかな?)にいろいろと話を聴いた。なんでも、この地に店を出して37年になるという。37年! すげえ。おでん屋をやりたいぼくにとって、大先輩じゃんか!!
おでんもまあまあうまくて、大満足で店を出た。
夜の8時。有楽町の飲み屋街は活気にあふれていた。
いい休日になった。今週もまた、ギアをトップに上げて仕事ができそうだ。
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良い気分転換というかお休みになったようですね!
常連さんと繋がって行けるって
とても素敵な事だと思います(*^_^*)
若い子は嫌がったりするんですけど
やっぱり人と繋がるということはとても素敵な
事だと思うので、今回の休日をパワーにして
またお仕事頑張ってくださいね!
季節の変わり目なので体調だけは崩さないでいてください!